カキカエブログ

薄口慶應ライター始めました

会社に居座りながら人生をカキカエよう。 - 腰掛け転職術 ① 心技体 -

バックグラウンドがある程度説明できたところで、そろそろ自分のカキカエ経験を記載しようと思う。

特に私は異業界への転職を強く希望していた。
だがしかし、経験者が優遇しやすい転職市場で、わざわざ未経験の人を雇うのは間違いなくリスキーだ。

転職活動を進めるうちに分かった事だが、必要だったのは主にこの3つである。
地力・飛び道具・魂のシンクロ

これは自分が自分の為に選んだ言葉だが、心技体に落とし込むと説明がしやすい。

心 = 今の業種より、新しい会社の方が、人としてマッチしそうだと思わせる"魂のシンクロ"
技 = 抜きんでた個性を叩きつけて、面接官に絶対忘れられないインパクトを与える"飛び道具"
体 = どんな業務にも取り込めそうな人としての"地力"

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そう相撲のように、心技体が必要なのだ。

そしてコレに関わらないような仕事は全てあなたの人生の時間の無駄である。

極論だが、そうした仕事をくれる上司や同僚、そして客に対しては徹底的に距離を置いて、手を煩わせないようにする事をお勧めする。
色々とミスをしたり、後回しにしたり、タメ語をタメ語で返していたら相手も躊躇ってくれる。

一番分かりやすい能力 "地力"

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芸人のブラックマヨネーズっていますよね。
あのデブとブツブツの芸人(いい意味で!)が頭に浮かんだら正解です。
ヒーハーってCMで叫んでる彼らです。

彼等は一時期不調になっていた時があった。
かつて大きくリードしていた、同期のピスタチオやバンビーノにも追い抜かれるスランプに落ちている時にブツブツの方の吉田は、こう提案した。

「東京に出ないか?」

関西から上京して、環境を変えて巻き返しを計ろうという考えだ。
だがこれに対するデブの方の小杉は、なかなか冷静にこう返した。

「環境のせいにするな。環境を変えたら飛べると思うな。」

これを受けて、めっちゃええ言葉やなぁ、と吉田は関西で頑張ることを決意。

その後、二人は大阪で芸を磨き、以後は皆さんの知る通り、第5回M-1グランプリに優勝した事や、
実はこの二人の人生を左右した言葉はスラムダンクのパクリだった事が判明しましたよね。

勿論死にそうな人は、死ぬ前に転職をするべきだし、辛くて耐えられないならそれは耐える必要はない。
だが、高望みをした転職をしたいなら、環境を変えなくても飛べるという目に見える証拠が欲しいところである。

例えば……
 ・文具メーカーであれば、イオンやダイエーなどの大手スーパーに製品を卸した
 ・人材コンサルタントであれば、リクルートトヨタに人材を送り込んだ
 ・総務であれば、会社の業務効率化を推し進め残業を10%削減に貢献した

などハッキリ言って生きたい業種の面接官が分かる実績があれば何でも良い。

逆にBtoBで業界内で評価が高い仕事をしても、伝わりにくい場合が多い。
例えばこんな内容を話したとする。
 ・メーカー営業としてファナックキーエンスにマニアックな部品を入れた。
 ・ITの専門性を活かしてファナックキーエンスに新しい制御システムを入れた

価値が分かる外資系企業であれば、1000万積んでも欲しがられる人材かも知れない。

だが、これがもし萌マンガの出版社の編集の募集だった場合、マンガ一本でやってきた面接官はこの部分を評価しにくいのが現状だ。

それならば、売上額や粗利実績よりも、自分の行きたい業界の面接官が分かる仕事を優先してやるべきである。

勿論、営業であれば予算に対しての売上の達成率も極めて大切である。
なので、マニアックな仕事は意味がないとは言わない。

他の記事で、どうしたらお手軽に実績を上げる事が出来るのか、ノーフューチャーな人しか消えないカードを紹介しようと思う。

個性を伝える"飛び道具"

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いかに素晴らしい実績を上げても、それだけで人がやりたくなるような異業種の仕事に転職するのは中々難しい。

何故なら、異業種転職は極めて転職者が"嘘をつきやすい"フィールドであるからだ。
考えてみて欲しいが、異業種転職は同僚も競合も、そして客も全く別の者に変わる。

流行の異世界転生みたいな物である。

そこで"地力"というメインウェポンだけでなく、
サブウェポンとして、行きたい業界でも活躍できそうな片鱗を見せるエピソードを用意したい。
日本等に対する脇差し、アサルトライフルに対する拳銃やコンバットナイフなど、同じ人が複数の武器を持つように、使い分ける事に寄って発揮できる強さがある。

例えばサブウェポンとして、こんな話が転職面接などでウケた。
・英語力が必要な職場
→ 仕事で押しつけられた英語契約書の翻訳経験
ラノベ出版社の営業推進職
 → ハンズやホームセンターの説明POPや塗装見本の写真を書類に添付する
  製品を宣伝しながら販売する什器(製品を入れる箱)を企画して外注した話を入れる
   自分だったらどんな物を作るか示すために同社ラノベを店舗で置き続けたくなる什器の見本提出
・プロジェクト管理の仕事
 → 自動車メーカーのラインに併せて製品を作るために、最終的に自分の会社の製造ラインの流れを計画した話

どれもメインの仕事ではないが、少なくてもこの点では御社に貢献できますという保険として働いた。
結果やりたい仕事にも就けて、自信があるのでこのように人に勧めている。

また別の機会で、就きたい仕事に求められる能力を探る方法も記載していきたい。

こいつはココに来るべきだと思わせる! "魂のシンクロ"

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ココにたどり着く事に一番時間がかかった。
特に自分は新卒の時はもの凄く緊張して堅くなる事もあって、個性が発揮できずどんな人格か面接官も計りかねて落ちてしまう事も多かったので、この部分に気づくのはかなり難しかった。

上の2つは社会人を数年やって色々な人と関わっていたら分かるとは思う。
だが、"魂をシンクロ"させるには、偶然の性格の一致に期待するか、それとも相手の価値観を読んで寄せていくかどちらかしかない。

また転職者の話を聞くと、複数の転職内定は持っていたりする。
2社や3社の内定なんて別に自慢でも何でもなく、吐いて捨てるほどの転職者が手にしている。

こうなると、人事もこの人が本当にこの会社に入ってくるのか心配をしてくる。
だからこそ、"魂をシンクロ"を見せつける必要がある。

経験上、転職の面接では一通り"地力"や"能力"について確認を進めると、今度はこんな質問が飛んでくる。
 ・なぜ転職をしようと思ったのですか?
 ・あなたは会社で周りからどんな人だと思われていますか
 ・休日は何をしていますか?
 ・趣味は何ですか?
 ・ストレス解消には何をしていますか?

うるせぇ!人の心に土足で入り込んでくるな、と言いたくなるぐらいニタニタと選別される。

ここに対して、いかに自然に、「私はあなたの会社や価値観に僕はマッチしますよ」と見せることが、最終的な転職の難関である。

ある程度の想像力と調査能力があれば、ここに合わせて質問に対する回答を用意出来る。
また自分の言葉を本当だと見せるための、十分な表現力も必要になる。

また別の機会にここのテクニックも詳細に書いて行きたいと思う。

この記事のカキカエ経験を振り返って

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書けど書けど、転職の為に考えたことや実施していた事は全く持って書ききれない。
あとブラマヨの話を思い出すのに半分ぐらいの時間を取られたのが一番の失策だった。

転職の為に組み上げた発想の骨格は書き上げたので、これからは具体的な実施方法を書いていきたいと思う。

ちなみに転職する前の企業についてはこんな感じだったぜ、ファック!
kakikae.hatenablog.com

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