カキカエブログ

薄口慶應ライター始めました

ペルソナ作り -腰掛け転職術③ 面接官が何を考えているか、心を読む-

ういっす、加々美です。

ふと寝るときに、思い出して恐くなる事があります。

面接官が恐いと

転職に限らず、面接官の眼って恐いですよね……
こう、じっとこちらを観察する冷めた目がとても居心地悪いです。

あれが駄目で駄目で……新卒の面接はまるでロボットのような感じになってボロボロでした。

ですが働き出し、ちょっとしたコツを覚えてから面接の通過率がグッとあがりました

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面接官も鬼じゃない

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面接官はこちらを襲ってきて食うことはありません。

万が一食われたら、私にご連絡をください。
誤った情報を広げたお詫びとして、慰謝料として金一封を差し上げます。

それに、恐い面接官が来ても焦っている降りをしながら冷静に対処しましょう。
ただのストレス体勢を確認する圧迫面接という名の茶番に付き合ってあげましょう

プロレスで求められるのは反撃の術ではなく、受けの美しさです。

相手の立場・考えを読む事で恐くなくなる

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面接官だって人間です、興味ない話では眠くなりますし、昼前であればお腹も空いて集中力が落ちます。

面接の仕事を受けた事に対する不満も持っているかもしれません。
それでも、自分が一緒に働く相手としてあなたがふさわしいか、大多数の人は真剣に求職者を見ているでしょう。

そんな彼らの、背景や価値観を読むことが出来ればどう変わるでしょうか。
恐怖心がなくなるだけではなく、書類や面接のトップ通過も可能になります。

転職の場合は、その後の給与交渉も有利に働く事となるでしょう。


それでは、相手の分析を行うためのペルソナの作り方を開設します。

ペルソナ作りの例

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ペルソナとはアトラスから販売しているRPG。ポップな配色や……ではなくて、想定顧客を意味するマーケティング用語です。
参考:「ペルソナ」とは?~今さら人に聞けないマーケティング用語をおさらい! | マイナビニュース

例えば、ここでは分かりやすいと個人的に思うモンスターハンターポータブルの例を出します。
前提として、モンスターハンターは元々PS2のゲームです。
PS2に外付けのモデムを購入して、顔の見えないネット上の人たちと協力してモンスターを狩る、かなりコアなゲームとして中ヒットしていました。

これをPSPに持ってくる場合、想定顧客はこんな所だったのではないでしょうか?

  • 年齢15歳
  • ポケモンを卒業した
  • サッカー部や吹奏楽部など団体行動が多く、弱小~県大会レベルの部活に所属
  • 偏差値は45-55ぐらい
  • 地方都市以上の都会度
  • 友人達とマクドナルドで100円ドリンクだけ買って溜まるのが楽しい
  • 異性やお洒落に興味があるが、大きく前に一歩を踏み出せていない

こうしたペルソナを想定したので、「コアなアクションのネットゲーム」をベースにして、
「みんなで集まってワイワイ協力プレイできるゲーム」というコンセプトが出来上がったのではないでしょうか?

こうして、ペルソナを明確化してから、コンテンツを作る方法を転職活動に応用します。

この手法により、未知の恐ろしさを感じがちな面接官が、何を自分に対して求めてくるのか分かるので恐くなくなるどころか大きなアドバンテージを得ることが可能になります。

ペルソナの作り方 -ファクト(事実)と根拠を積み重ねる-

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このペルソナ作りは時間が掛かりますが、時間さえかければ誰でも簡単に作れます。
言い換えるならば、誰もやらない事をやる事によってアドバンテージを取ります

まずは可能な限り対象企業や希望ポジション、従業員のファクトを入手します。

  • 公式サイト
  • 転職サイト上の情報
  • ニュース記事
  • 雑誌記事
  • 業界地図などの書籍
  • 会社評判サイト→(https://en-hyouban.com/https://www.vorkers.com/
  • 競合との製品比較、会社比較
  • 取引先の整理、市場での製品の確認
  • 社長・役員名でのGoogle検索

会社の公式情報は「会社が世間に思って欲しいイメージ」なので、他の場所から情報を取って確証を取ることが大切です

他にも裏ルートは効果が大きいです。

  • 同社関係者、同業界経験者への直接インタビュー
  • 大学のOB名簿からのアプローチ
  • 転職コンサルタントから情報を回してもらう

この事から、会社のこんなファクトを積み上げていきます

  • 会社方針 (或いは競合とのパワーバランスや差別化戦略
  • 取引先
  • 競合との差別化戦略
  • 年収
  • 残業量
  • 各個人の裁量性

更にこのあたりは推定が可能になるかと思います。

  • 社内の他部署との力関係
  • 取引先との関係(悩みの種!)
  • 市場での立ち位置

ここまで見えてくれば、各ポジションの人が大体どのレベルの仕事生活をして、どんな所に悩み、どう人を判断しているのか大体のアタリが付きます。
後は面接を想像して、上手く都合の良いイメージに自分を持っていけるのか設計図を書いてから応募書類を書くとちょうど良いかと思います。

立ち位置で各ペルソナの考えそうな事を考えよう

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○課長職・部長職

更にに現場を見る責任者でとして、自分のハンドリングのしやすさや、取引先との相性、タフさ……直接人を使う側の立場としての現場適正を見ます

更に自分より上の立場に合格者を回すことになるので、かなりディフェンシブな部分があります。
作り上げたペルソナと見比べながら、どんな考え方をしているか推定してみましょう。

○役員・社長
上記面接官に比べ莫大な裁量権を持っているのが役員や社長です。
上の眼を気にせず、自分が気に入るかどうか、そこが大切なポイントになっています。

会社方針や、社長や役員のインタビュー記事などから方向性が見えていると思いますのでそこに合わせて切り込んでいれば気持ちの同調は簡単になります。

プロの助言を受けよう

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色々と書きましたが、自分の作ったペルソナ像が、どこまであっているのか判断するのは非常に難しいです。
そこでオススメなのが、転職コンサルタントと答え合わせをするという事です。

全部登録した自分の、オススメのサービスをご紹介します。

○ワークポート

ここはポケモンGO発表直前の時に、㈱ポケモンではアプリゲームのファンである事が大切と教えてくれた会社です。
面接の相手情報や、これまでの面接経験者から吸い上げた情報を惜しげも無く教えてくれたペルソナ作りに最も協力的な企業です。

IT系、ゲーム系が多いので相性が良ければお勧めです。

リクルートエージェント

業界最大手なので、扱っている情報量がダントツで多い先です。
またメーカーや商社など、人を多く必要とする企業が顧客となっているので、早めに転職を決めなければならない人にとってもオススメの企業です。

まとめ

  • 書類の段階から、面接官を想定して準備をしよう
  • ファクトを集めて、ペルソナを作ろう
  • 面接の時は役職に合わせて、言う事を考えよう
  • 外部の力も借りて実力に下駄を履かせよう

出来る限り正確な情報を集めて、転職希望先の面接官のペルソナを作ってから書類を作ると勝率は大幅に上がるようになりました。


ではでは♪
加々美でした。