カキカエブログ

薄口慶應ライター始めました

【体験談】慶應大学ってどんなところ? 2005年入学の私がみたアンフェアなセカイ 【内部生と外部生】

1日ぶりです、かがみんです。

そして、ネット全盛期である今、データだけのブログなど何の価値もない。
だからこそ、"主観"を押せるブログありたいと思う。
今回のテーマは、あの慶應義塾大学だ。

何を隠そう、この加々美慶應義塾大学経済学部卒である。

そりゃあもうプライド高いぜ、必ず"慶應"とわざわざ画数多い方の漢字で書くからね!
何故なら、そう格好いいからだ!

受験対策は別で纏めるので、リアルな慶應義塾大学ってどんな所だったか、肌で感じたものを書いていこうと思う。

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そもそもお金持ちは多い?

恐らく、慶応大学の平均を取ると中の上ぐらいが平均になるはず。

そもそも私立大学に入れるぐらいの家庭であれば、平均で中の中以上になるのはもはや必然ではあるが、"慶應"のイメージからすると、少なくても上の中ぐらいありそうなイメージである。

だが、ここには大きなカラクリがある。

慶應の中心。純粋培養の慶應生、幼稚舎からのスーパーエリート

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まず先に宣言しておくと、俺はこうした人たちはそんなに好きじゃない。
18歳まで幼稚園児の時に試験を通ったというだけで、毎日14時間ぐらい勉強していた自分と同じ土俵に立っているからだ。

世間一般からすると、"慶應ボーイ"(ガール)というスーパーエリートという認識だが、大学から入った者からすると"糞ボンボン"というのが正直な印象だ。
そしてこの糞ボンボンどもが慶應という学校の価値観の中心に居座っている。

そして中学や高校からこの糞ボンボンウェーブに合流した者も含めて内部生という光と闇の両面を持つレッテルを貼られる事となる。

そもそも幼稚舎の成り立ちとしては、永久学長である福沢諭吉が日本の未来を背負うべき人材を輩出しようと早期からエリート教育を施すために作った小学校である。
勘違いしがちだが、幼稚舎は幼稚園ではなく小学校である

当然この小学校に入るためにはお受験がある。
お受験という小馬鹿にしたような言い方なのは語弊があるが、ガチ受験勢からすると気になる点が幾つもある。

① 小学校6年間の学費が、慶應義塾大学4年間の学費より高いという拝金主義
② 専用の塾に通って対策をミッチリ練らないと入れない特殊すぎる試験
③ 幼稚園児に対する、面接試験というブラックボックス

自分で受けたわけではないが、経験者と多く会っていたのでそれなりに信用できる内容であると思う。

まず①、②なのだが金が掛かりすぎる。

まず学費に関しては、小学校6年間で910万円 。
一方大学で経済学部だった場合は459万円 と半額近い額である。

参考サイト……
【一貫教育校】学費:[慶應義塾]
【学部】学費:[慶應義塾]

年収1000万円では全く太刀打ちができない。


そして極めつけなのが③の面接試験である。

そもそも、幼稚園児なんて、周りの環境によって動くバグだらけのプログラムみたいなものだ。
そこまで、個人個人で知性や個性に差が出るとは個人的には疑問である。
(異論はあるとは思うが)

だから、塾に通わせて対策をする必要はあるが、これまた高い。
このブログによると半年間で400万もかかるそうだ。
pole-pole.hatenablog.com

更に更に、多くの内部性はこう証言する。
「試験前から合格は決まっていた」、「表からの裏口入学」、「コネ入学」。
ここらへんはAO入試でもある事だとは思うが、主観で評価が決まり、そして企業のように働かせて利益を得る必要がないのであれば、面接試験という名の調整弁を用意してもバチは当たらない。

あ、慶應義塾大学から公式に抗議が来たら謝罪してこの文面消すんで、僕を消さないでください。


だがしかし、親がこのコストさえ払えれば、"よっぽど"の事がない限り、22歳になれば晴れて慶應義塾大学卒というエリートとして社会に出れるからだ。
本人が完全に腐らなければ、だが。

私が慶應幼稚舎を嫌う理由として、こうした一見平等に見せかけているようで嫌らしい金持ち優遇施策であるからだ。

お金持ちがよく考える、理想の世界。現在の貴族制度、階級の固定化そのものである。
そりゃあ大企業の御曹司や、有名人の息子、政府高官の子息など"家"の力で上に行く人も多い。

今も昔も、こうした糞ボンボンを中核に組み立てられているのが慶應なので、世間のイメージも間違っていない。
外部生も大学で多くなるがしかし、慶應の色を作っているのは間違いなく内部生である。

糞ボンボン共が大学生になると……

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考えてみて欲しい。
偏差値45レベルあれば、慶応義塾大学卒業生として華々しく社会にデビュー出来る。
更に自分や同級生も一生食っていけるレベルのコネをみんながみんな持っているとしたら、真面目にコツコツ勉強しようと思うだろうか?
いや、しない!

という訳で、内部生は腐ってしまう可能性が非常に高い。

自分の経験だと、こんな内部生の言動が思い出せる
・「ちょっと夏休みクラスのみんなでハワイに行かない?」
・「高校時代は如何に派手に髪を染められるか、チャレンジしていくつものマクドナルドのバイトを落ちた
 まぁ、受かっても行かないが。」
・13時頃キャンパス敷地内の建物外のアスファルトの上で、「うれしいワイン」(ほぼ料理用ワイン)を飲みながら寝っ転がってエレキギターを弾いている人がいる。
 アンプに繋がっていないので、音も出ず、全く目的が分からない。怖い。
・内部生ネットワークで過去の試験問題と答えが手にはいるので、出席のない楽な科目を取り、ほぼ無勉で卒業する。
・「高校は授業中ポケモンの対戦と麻雀しかやってなかったから、何も覚えてないわ」
 そもそも当時はゲームボーイアドバンスなので、ゲーム機超を近づけないと対戦できないので絶対にバレる。
・麻薬で捕まる慶應義塾大学1年生(21歳)2名をニュースで確認する。
・↑これに対して「たった2名の訳ないんだけどな」という内部生が言い出す。

どうだろう、糞ボンボン感は伝わってくるだろうか?
ハッキリ言って全く異次元の生物にしか感じられなかった。

でも彼らは人生の美味しいところだけを選りすぐって生きていくのもまた事実である。

福沢先生、あなたの学校が人の上に人を作っていますよ!

このように優秀かもしれない人材を集めて、半数以上を腐らせるエスカレーター式の学校が日本の為になっているのかはかなり疑問である。

意外と普通の人が多い慶應義塾"大学"

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学ランを脱ぎ捨てた18の私に取って、私服をどうするのかは本当に悩みだった。
慶應といえばお金持ちの学校。

一方自分のファッションを振り返ると、学ランの他は、体育のジャージと、それと全身のユニクロ、そしてオシャレ用のピコのTシャツぐらいしか持っていない。
ジーンズやパーカーなんて着ていたら、指を指して笑われるのではないかと心配していたものだ。

だが、実際に入学式を終えると、翌日からはほぼみんなジーンズであった。
ほっと胸をなで下ろした経験である。

では内部生だけではないので、対抗して外部性の象徴的なコメントも書きたいと思う。
・「ゆうちょって、マイナスになる事あるんやな~」
・「学費は出して貰ってるけど、家賃も含めた一人暮らしのお金を稼がないといけないから、マジでバイトで大変なんだよ!」
・「コンビニバイトは廃棄品貰えるから時給以上にお得だよね」
・「試験頑張れば奨学金がタダ!タダだよ!」
・「二郎は仙豆みたいなもの。1日1食で済む」
・ 家系ラーメン武蔵屋にて「ご飯のサイズはラーメンどんぶりで!」

極論を集めたとは言え、糞ボンボンと比べてなんと対照的な事だろうか!

またデータを見てきたが、慶應大学の内部生は約20%、そして純粋培養の慶応幼稚舎出身者は2%程しかいない。
ただし、エスカレーターから飛び降りる人もいうので、若干この数字は下がると思われる。

安心しろ!未来を切り開くエリートもいるぞ!

www.youtube.com

しかし、世の中の動きに敏感な真のエリートは、我々庶民の想像を越えた世界に生きている。
何故なら学歴社会の限界を感じ、そして抜きんでるために 学歴+自分の武器 という発想で勉強しているからだ。

代表的なのは勝間和代だろう。
彼女は中学からの内部生だが、生き方は内部生のソレだ。

彼女は高校時代から公認会計士の試験勉強を初め、年齢制限のない第2次試験は19歳の若さで合格している。
通常は大学に入ってから公認会計士の試験勉強を始めるので、大学受験に当てるエネルギーをその先の自分の将来の為に投資出来たという訳である。

他にも中村紘子などのピアニストや、ZEEBRAや櫻井翔などの芸能人のように、才能の片鱗を見せたら、躊躇いなくそこに賭けられる。

なぜなら、どんあだけ勉強からドロップアウトしても、大体慶応卒として自動的に出荷されるベルトコンベアーにのっているからだ。

他にも1990年に出来た新参の湘南藤沢キャンパスがある。
立地はゴミだが、起業をする事を目的に学生が集まる、コネで飯を食おうとしている糞内部生とは対極に位置する人間が集まるキャンパスがある。

でもなんだかんだ言って就職が強い

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自分で大きく怪我をしておいて言うのもなんだが、慶応生の就職は大体うまくいく。

何故なら、仕事は大きく分けて2つの要素で出来ている。
それは、人と人との繋がりで完成する仕事と、地道な積み重ねで完成する仕事である。

内部性は22年間以上、人と人との繋がりでしか生きて来れない事もあり、生涯に渡りここに頼り、鍛えられる。
だから人と人で成り立っているメディア系の仕事は上手い傾向がある。

一方、外部性はどうかというと、こちらも少なくても18年は地道な積み重ねる人生を歩んでいる。
地道にコツコツは彼らのフィールドである。
国家公務員やデベロッパーなどで活躍するよ!

人と人との繋がりで生きてきたので、生涯繋がりを作る人間になるからだ。
繋がりは仕事を持ってくるので、案外役に立つものだ。

それは、人と人との繋がりで完成する仕事と、地道な積み重ねで完成する仕事である。
大体どの仕事もこの二つの混合ではあるが、内部生は尋常じゃなく強い繋がりを作るのが得意で、外部生は尋常じゃなく積み重ねに強かったりする。

そしてこの2つの性質の学生が4年間大学でドロドロに人が混ざって、両方の性質を持つスーパーマンも少なからず出てくるぞ。
だから、慶應生が居たら、何かしら抜きんでた者は持ってるかも知れないからよく観察してみることを進める。

まとめ

慶應大学は金とコネで生きる糞ボンボンの内部生と、まじめでコツコツの外部性という全く正反対の人生を歩んだ人生が合流する場所。
・内部性は大学の20%、幼稚舎の純粋培養は2%と意外と少ないぞ!
・人は人の上に人を作ってしまった。諭吉先生も墓から蘇って幼稚舎を潰すレベル。
・外部性は金持ちとは限らない。普通の人も貧乏人も多いぞ。
・内部生は受験勉強しない分、才能を伸ばしている事もあるので、凄い人もいるぞ。
・内部生も外部性も就職に強い。なんだかんだ言っていい大学。

特に受験科目も少なく、生涯にわたってドヤれるので得意な科目がハッキリ出てる高校生は狙ってみてもいいんじゃないのかな?

本物のお嬢様、逢えるぜ?

ちなみに合格したみなさんに向けての記事も書きました。
kakikae.hatenablog.com